岩波文庫<br> ポー詩集 - 対訳 アメリカ詩人選 1

個数:

岩波文庫
ポー詩集 - 対訳 アメリカ詩人選 1

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2024年04月26日 21時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 208p
  • 商品コード 9784003230626
  • NDC分類 931
  • Cコード C0198

出版社内容情報

「黒猫」「モルグ街の殺人」など短篇小説の名手として知られるポー(1809-49)は,イエーツが喝破したように「古今東西を通じての偉大な叙情詩人」であった.愛の喪失への悲しさとそれを追う夢をテーマとするポーの詩から,代表作「大鴉」をはじめ,「アナベル・リー」「ヘレンに」「鐘さまざま」など叙情詩を中心に23篇を収録.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

161
対訳なので、ポーの原詩を音読できるのが最大の利点。萩原朔太郎が『詩の原理』で、翻訳詩の不可能性を論じていて、その典型的な例としてポーの「大鴉」をあげている。後半のリフレイン"Nevermore"を日夏耿之介訳では「またとない」となっているが、これでは詩の本質としての韻律が生かされないとしている。まさにポーの詩は韻律こそが生命だ。また、この「大鴉」もそうだが、「アナベル・リー」にしても、彼の詩には強くネクロフィリアの匂いが付き纏う。すなわち、魂の律動と死の静寂が交錯するところにこそポーの詩の世界があるのだ。2014/03/31

けろりん

61
怪奇幻想文学の旗手というイメージが先行するエドガー.A.ポーは、イェーツをして「古今東西を通じての偉大な抒情詩人」と云わしめる詩人でもあった。愛情や恋慕を花の香や夜空の星と詠いあげ、別離や死、霊魂といった冥いテーマも繊細で耽美な詞で、韻や文字の連なり、行の容にまで神経を行き亘らせた詩文は、日本語に翻訳するには、文語体が相応しいと思うが、本書は敢えての口語。平易且つ良く練られた対訳の現代文に、注釈、解説も行き届いているので、原文を音読し、ポーが目指した「魂の音楽」の旋律と韻文の美しさをじっくりと味わいたい。2022/07/11

マンセイ堂

42
悲しい詩が多かったように思います。若くして愛する人を亡くした事が理由なのでしょうか、、、「あなたと二度と会えなくてもずっとあなたを思い続ける」というような詩があり、一途でいいなと思う反面、その人生はとても辛いなとも思ってしまいます。2013/09/03

おにく

29
ポーは、新聞や雑誌向けの短編を“大衆娯楽小説”と位置づけ、大衆が喜ぶよう、より過激な描写を目指し、それが今日のイメージになっています。そのため、彼の本質を知るためにも、詩人としての一面に目を向けたくなります。この本は、自分のように詩に触れる機会の無かった人でも、現代語の読みやすい訳文と巻末の解説といった構成のおかげで、初心者にも優しい。読んでいて何度も「良い仕事しているなぁ。」と思いました。また、英語の発音や言葉のリズムについて、自分はYouTubeの“朗読”を検索して聴いています。(↓つづく)2016/10/13

Tonex

23
ナボコフの『ロリータ』関連で「アナベル・リー」を読むため。/有名な「大鴉」も初めて読んだ。▼対訳本。原文と訳文を照らし合わせながら読むと、日本語だけで読むより理解しやすいが、読むのが面倒。やはり外国の詩は苦手。2016/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/554692
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。