出版社内容情報
伏姫割腹のおり光を発して飛び散った八個の珠数玉.ゆっくりと物語が進行するに従い,それぞれに一個の玉を持ち八方に生い立った八犬士の面々が,一人また一人と登場してくる.雄大・複雑な筋立て,リズミカルな文章,興趣を添える挿絵が,読者を『八犬伝』の世界へと誘う.作者はこの作品に二十八年の歳月を費やした.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
65
毛野の配置により各方面にての犬士たちの活躍は、古の戦法を規範にしたもので、その来歴は『三国志』あり『源平盛衰記』ありと和漢を問わない。やっぱり正統派の戦さがいいよね、一人だけじゃなく大勢が活躍している方がいいよねと思っていると、そこに長らく単独行動だった親兵衛も合流して、ようやく八犬士たちが勢ぞろい。犬士ゆかりの女性陣の活躍もぶりも頼もしく、楽しくあっという間に読了。2018/02/02
マッピー
8
一冊まるまる戦闘シーン。これがあまり面白くはないのね。戦国マニアではないから。原文を読むのは慣れてきてずいぶん早くなりましたが、なかなか読み進まない。集中が切れてしまう。荘助・小文吾の戦いは全く心配ない。 信乃・現八達は若干の危機に陥るものの、そこにまた親兵衛がね…。どうも私は親兵衛が好きではないらしい。残り1/3、軍師毛野が仕掛ける本戦からがちょっと面白くなってきた。全容が見えないのと、伏兵が多そうなことと、人質に取られている4人の女性陣をどうやって助けるつもりなのかがわからないところがよい。 2016/10/05
Tonex
2
4月に8巻を読んでからずっと中断していたが再開。7巻8巻あたりは話がグダグダして全然面白くなかったが、この9巻で盛り返した感じ。ただし登場人物は誰が誰やら区別がつかない。よくわからなくてもあまり気にしないことが読み切るコツ。そもそも意味がわからない言葉だらけ。2013/09/16
宗蓮
1
卒論用
yooou
1
☆☆☆☆☆2005/07/02