岩波文庫
おもろさうし 〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 501p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003014219
  • NDC分類 911.6
  • Cコード C0192

出版社内容情報

沖縄・奄美の島々村々に伝わった古謡ウムイを,首里王府が16-17世紀に3回にわたって採録・編纂した沖縄最古の韻文集.全22巻,1554首を収録.万葉集・祝詞・古事記に該当する古代沖縄の基本文献である.「ウムイ」は「思ひ」の転訛で「言う」「口に出して唱える」の意.のち「おもろ」へと語形変化した.付・現代語訳.(全2冊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

還暦院erk

5
図書館本。「おもろ」という日本語文化の存在すら知らなかった…で、上下巻借りて時間をかけて読了。詳細な注釈や全訳は載っているが自分でも「重要単語」をノートしつつ読んでいった。繰り返しや美称言葉が多いので、上巻を読み終わるころには原文だけ見て大体の意味がとれるようになっていった。ちょい嬉しかったよ。内容的には「王様や聖地や神女を讃えたり平和豊穣を祈ったり」で、正直少し形式的かな。でも中世の偉大な海洋国家「沖縄」の人々が広大な地域を統べかつ交易していたことに思いを馳せることが出来た。2019/09/21

urano_takashi

3
ジュンク堂池袋本店の「岩波文庫稀少本セール」で入手後、4カ月ほど積読してようやく読んだ。4音・5音・8音が畳みかける、独特の沖縄語の歌謡集。これはいい。このリズムに身も心もゆだねてみる。そして、頻出する「首里杜ぐすく」「真玉杜ぐすく」に行きたくなる。首里城には二度行ったが、首里森御嶽(首里杜ぐすく)には行ったことないぞ!(真玉杜ぐすくの比定地は不明らしい)。それから、この上巻には『おもろさうし』で最も有名な歌「ゑけ、上がる三日月や」も収録されている。誰もが気軽に読めるよう、岩波文庫には再版を強く望む。2015/02/10

きのたん

1
沖縄の古い歌を書き起こしたもの。全体に最高の巫女が○○について祈りますという内容が多い。おもしろい話かと思ったのに。初めて読んだが、もうちょっとこの本有名になってもいいのでは?と思った。2021/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/59868
  • ご注意事項