内容説明
2011年5月に始まったウェブ連載「3.11を心に刻んで」は、170名を超える筆者により毎月書き継がれてきました。本書にはその第5期と初号からの全執筆者一覧、および被災地の現在を伝え続ける河北新報社によるレポート、2011年3月12、13日と例年3月11日の「河北新報」社説、そしてこの5年間の被災地の歩みを振り返る年譜を特別収録。
目次
1 3・11を心に刻んで(小野正嗣;川内淳史;小出裕章;池田香代子 ほか)
2 歩み2015年―河北新報社(語り始めた子どもたち―震災四年半(二〇一五年九月)
教師たちの鼓動―いま被災地で(二〇一五年一二月)
五年目の冬に
「河北新報」社説(二〇一一‐一五年) ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
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小出裕章先生は、原発再稼働、建設、輸出を指して、過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる(12頁)。寺西俊一先生によると、アマルティア・センの人間としての根源的権利の剥奪が被災者にとって深刻だと指摘される(49頁)。随所に、健康で文化的な最低限度の生活(憲法25条)が出てくる。この意味は、人間の尊厳を保障していると思うが、原発事故の反省と、責任者の無責任が横行している現状からすると、作業員が800人死亡したり、失明や鼻血(ティッシュ1箱分とか)などの健康被害が深刻化しているのに、2016/05/26
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0
3.11はまだ終わってないのだなあと2017/04/17