内容説明
シャンプー容器側面のギザギザ、ONスイッチを示す凸点、周波数の低い報知音、車椅子で乗降できるノンステップバス、片手で開閉できる傘…。これらは、アクセシブルデザインと呼ばれ、障害の有無にかかわらずより多くの人々が日常を暮らしやすくするための工夫が盛り込まれている。ちょっとした工夫で、より多くの人にとって日常が暮らしやすくなる。開発・普及活動の中心にいて国際規格化にも関わってきた著者が、アクセシブルデザインの可能性を語る。
目次
はじめに―目からウロコの「便利製品」たち
第1章 それはおもちゃの開発から始まった
第2章 「小さな凸」を他業界へ―何が便利か、みんなで考える
第3章 便利さのルールを広げる
第4章 輪を重ね、大きくする
おわりに 「不便さ解決」のたすきをつなぐ
著者等紹介
星川安之[ホシカワヤスユキ]
1957年生まれ。公益社団法人共用品推進機構専務理事。1980年に自由学園最高学部卒業、トミー工業株式会社(現・株式会社タカラトミー)入社。1999年、共用品推進機構設立。2002年度より日本点字図書館の、2010年度より日本規格協会の評議員。平成26年度工業標準化事業経済産業大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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