内容説明
大震災のあと、130名を超える筆者により毎月書き継がれてきたウェブ連載「3.11を心に刻んで」。本書にはその第4期分を収録するとともに、被災地の現在を伝えつづける河北新報社の現地ルポ「歩み」と、同紙記者による書下ろしを加える。
目次
1 3.11を心に刻んで(井出孫六;木内昇;安丸良夫;稲葉剛;鎌田遵;富山妙子 ほか)
2 歩み―2014年(河北新報社)(宮城県名取市・閖上地区;福島県浪江町;宮城県石巻市・石巻水産復興会議)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
18
鎌田遵氏: いまの日本社会は、権力者の身勝手とそれを許す多数派の無関心で抑圧の方へ暴走(15頁)というゆゆしき事態。 山口二郎氏: 敗戦からも、震災からも日本人は学んでいない。政府は原子力原発推進の学者を据え、記憶を消し去ることと 無責任は表裏一体(40頁)。 金子勝氏: 文科省が損害賠償紛争審査会を開かせないという(67頁)。原子力ムラの意地の悪さか。 2015/04/27
crane155
0
問題は、自分の行動が世界を変えられるかどうか、なのではない。行動しないことによって自らの内の大事な何かが変わってしまうのなら、人は行動しなければならない。自らを守るために。2020/09/28