目次
1章 国立競技場を市民の手に取り戻すために
2章 専門性ではなく総合性の問題として
3章 歴史の中の神宮外苑
4章 今、建築家が議論すべき肝心な問題は何か
5章 法的係争の可能性
6章 国立競技場は改修可能だ!
著者等紹介
森まゆみ[モリマユミ]
1954年、東京都生まれ。作家。「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」共同代表。早稲田大学政経学部卒業、東京大学新聞研究所修了。出版社勤務を経て、1984年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』(谷根千工房)を創刊、2009年の終刊94号まで編集人を務めた。日本ナショナルトラスト理事。元文化庁文化審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
14
ここに寄稿した人たちは何度国立競技場に訪れたのか。汚い、前時代的、陸上競技場でも球技場としても中途半端な施設。立地と「国立」というモニュメント性だけで生き残ったスタジアム。「聖地」と云う付加価値は、そこで行われた試合,大会と観衆が紡いだもの。それを自分達の手柄のように語らんでくれ、市民で括らないでくれ。こういう人々は、ランニングコストが無駄だと言うもう一枚の舌で文化を育てなくてはいけないとか叫ぶよね。個人的には、埋め立て地に6万人規模の球技場の新設。それ以上を造れないなら、WC出場する資格なし。2014/05/09
takao
3
ふむ2023/05/04
hyoka(書店員(仮))
3
大学のサークルでシンポジウムを開催するにあたって勉強会をやるんですが、プレゼン者が僕、課題本がこれになりました。読んでみると建て替え計画のずさんさに驚きます。擁護の仕様がない計画であると言っても過言ではありません。もちろん偏った意見の集まる本であることは確かなので、他の資料も参考にしつつプレゼン作ります。面倒だなあ・・・2014/09/10
よし
2
新国立競技場のあり方に疑問を呈する建築家や歴史家、弁護士らによるブックレット。多くの人たちが知らない間にデザインや建設費が決まったり、長い間景観を守ってきたのに方針が急に変わったり、いくつかの問題を抱えていることが分かりました。先人の知恵や歴史、デザインコンクールに応募した世界中の建築家、そして地域に住む人たちへの尊敬や配慮が足りない気もします。せっかく作るのだったら、多くの人たちの希望や期待のシンボルにしてほしいと思いました。 2014/06/02
在我壷中
1
そもそも!で在る。外国人デザイナーを拒否するものではないのだが、神宮とは外苑とは、重ねて今、スポーツと『道』を大相撲然り、柔道然り、我が国『道』とスポーツを将来に向けて如何に子供達へ繋ぐのか。ツケを?先ず其の様な思想を排した方々へ論じて貰いたいものである。戦後GHQの所謂3S(スポーツ、スクリーン、セックス)そんな中のスポーツを今問い直す時に在る!と。20年の五輪開催へ、日本独自の『スポーツ道』道とするスポーツを世界へそして国内には次世代へ神宮を外苑をどう繋ぐのか『独立行政法人日本スポーツ振興センター』へ2014/04/22