内容説明
ミツバチやアリはみごとなたてものをつくって、たくさんのなかまといっしょにくらします。みなさんはミチバチの巣をみたことがあるでしょう。おおきなアリ塚も、森のはずれなどでみかけることがあります。でも、虫たちがタマゴをうみつけるちいさなあなや巣は、めったにみることができません。みつからないようにすることも、幼虫をまもるためのしかけのひとつなのです。それでも、この本では、巣づくりのちいさな名人たちがつくりだす、すばらしい芸術品をみつけることにしましょう。
著者等紹介
メッラー,アンネ[メッラー,アンネ][M¨oller,Anne]
1970年ドイツ、フライブルク生まれ。大学入学資格試験に合格したのち、版下製作者の資格をとる。2年間、職業に従事したあと、ハンブルク単科大学でイラストレーションを学ぶ。1998年にディプローム(学位)を取得して以来、フリーのイラストレーターとして活動している
今泉みね子[イマイズミミネコ]
1948年東京生まれ。環境問題ジャーナリスト・環境インストラクター。1990年よりドイツ、フライブルクに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
25
大ヒットです。開拓地にわざと竹や笹を切ったものをたばねて横にしてあるんですが、それは八のためにしていることを言い忘れていたので、娘さんに怒られました。ジガバチもたくさんいるので、次回は狩りをしていたら見せてあげないとなあ。2020/06/12
たーちゃん
22
息子は「葉っぱを使う虫っていっぱいいるんだね。ハキリアリなら知ってたけど」と言っていました。2022/10/03
紅花
14
ひたすら、昆虫たちの知恵と工夫に脱帽。知っている虫もいたけど、細部まで鮮やかに描かれた絵付きの解説はとても分かりやすい。2016/04/25
遠い日
13
虫たちの産卵のための工夫を根気強い観察と、コラージュを用いた美しい絵で再現。オトシブミ、フンコロガシ、ハキリバチ、ハナバチなどの不思議な巣の作り方は何回か別の本で読んでいるのに、やっぱりおもしろい。生まれてくる幼虫が無事に生き延びることができるように、本当にみごとな準備がなされる。本能とはいえ、すばらしい機能を備えたそれらに感嘆する。2015/10/14
魚京童!
11
フンコロガシって後ろにころがしていくけど、なんでなんだろうね?動物系ってだいたい後ろ足が強い力を持ってるけど、なんでだろうね?身体を支えるのは後ろってなんで決めたんだろうね?頭が前にあるから?不思議な話だよね。なんでだ?2020/06/02