出版社内容情報
幼い日，ぎっしり本のつまった古い小部屋で読みふけった本の思い出――それはファージョン女史に幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました．楽しいお話27編．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
7
宣伝で見た児童文学の講座のテーマになっていた作家さんで、興味を持って、一冊。王子様や、お姫様、精霊も登場するお伽噺。賢いもの、愚かなもの、富めるもの、貧しいもの、いろんな人が登場します。本当の幸せ、豊かさは？意外であっても…。現実の厳しさを感じつつ、読んでいて、心が清められました。岩波少年文庫(収録作品は違うかも)欲しい。2019/04/27
moe
5
再読。「ボタンインコ」8分。2019/07/07
rummy
2
何度も挑戦しては、時間切れで返却していた本を、やっと読了。購入して、娘がいつか手にできるようにしたい。後半の『ねんねこはおどる』で泣き、心の濁りが沈んでいって、後の美しい話がスッと入ってくるようになった気がする。最後の『パニュキス』は極上。そしてまた、本の小部屋に遊びたくなる。*****2013/09/26
baアタマ
0
１９５５年英。２５の短編を収録。「ムギと王さま」は文句なくとてもよかった。ワシのように鋭い目のエジプト王はすごい迫力で「王家の紋章」とは大違い（笑）「エジプトの王さまとムギとどっちが金色だ？」最後まで読み終わったあともう一度表題作を読みました。あと作者まえがきも好きです。挿絵：アーディゾーニ 訳：石井桃子さん2014/03/08
