リンドグレーン作品集<br> はるかな国の兄弟 (改版)

リンドグレーン作品集
はるかな国の兄弟 (改版)

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784001150780
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8397

出版社内容情報

ヨナタンとカールの兄弟は,楽しい生活を期待しながら,はるかな国ナンギヤラにやってきた.しかしそこには,怪物カトラをあやつり,村人たちを苦しめているテンギルがいた.兄弟は戦う決心をする.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

17
読破。★★☆死んで別の世界に行く…まぁいわゆる異世界転生モノ、と言って良いのかどうなのか…。弟の一人称で続く物語は、私的には『夢の話』っぽく感じられる。実は主人公は、現実には今まさに命燃え尽きようとしている寸前、病院のベッドの上で、現代風に言うならベッドサイドモニターのアラームがピンコンピンコン鳴っている、その最中に観ている走馬灯のような物語なんじゃないかと。そして、大好きだった兄と、いついつまでも一緒に壮大な冒険生活を送る、そんな満ち足りた終焉なんじゃないか、と。ま、勘ぐりすぎですが(笑)2023/03/10

ぱせり

12
再)この物語の『死』はどういう意味なのか。折に触れ、ずっと考えていた。生の中に死を宿すように、死の中に生を宿すということか。壊れた二つの腕輪を合わせて完璧になるようなものか。でもそれは、受け取り方によっては危険なものに思われる。本当はわからない。わからないままずっと気になる。きっとこれからも。 2014/12/05

seraphim

6
どんなに悪いことが起こっても決して希望は消えない、このお話が希望になる。私もナンギリマに行きたい。2023/02/27

ホレイシア

4
ピッピなどよりこういう系統のほうが好きだったな。

たかはし

3
え、いいの?この結末は、児童書としてアリなの?ふたりの兄弟愛は素晴らしいけど……。あと、すごい大冒険なのに、弱い弟の一人称で語られ続けるから、なんだか締まらないというか。正直、描かれる生と死が軽々しくて受け入れがたい。2019/05/17

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