出版社内容情報
戦争をさけて地方の屋敷に疎開した4人きょうだいが,ある日大きな衣装だんすに入ると,雪のつもる別世界へつづいていました.このナルニア国で,子どもたちは正義のライオンとともに魔女の軍と戦います.
ナルニア国ものがたり
1. ライオンと魔女
2. カスピアン王子のつのぶえ
3. 朝びらき丸、東の海へ
4. 銀のいす
5. 馬と少年
6. 魔術師のおい
7. さいごの戦い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
80
ナルニア国物語、1作目。ナルニアを作った偉大なライオンのアスランが人間界から来たピーターたちとともに、ナルニアに永遠の冬をもたらした白い魔女と戦うお話。アスランが近づくにつれて冬から春になっていく様子や、スーザンとルーシィが駆けるアスランの背に乗っているとことなんかが生き生きと描かれているのがいいなあ。訳者あとがきで、出版順と物語の時系列順がずれているのを知った。映画がきっかけでこの本を手に取ったけど、映画は本の出版順に沿っているみたいなのでこのまま読んでいこう。2015/09/25
がらくたどん
64
随分とキナ臭いクリスマス。なにかクリスマスらしい本をと思って結局手にしたのがこちら。白い魔女が来て以来「いつもいつも冬なのに、けっしてクリスマスがこない!」ナルニア国。雪に大地も心も閉ざされたナルニアは戦時疎開中の兄弟姉妹が洋服箪笥を通ってやって来た事で少しづつ変化し始める。泣いていた気弱なフォーンは立ち上がり隠れていたビーバー夫妻は決戦の石舞台を目指す。子ども達と共に勇者アスランの力になるため。「わたしは、とうとうやってきたよ」と再訪を寿ぐサンタクロースとの出会いは雪解けの兆し。心安らぐクリスマスを☆彡2023/12/25
ひめありす@灯れ松明の火
54
沢山お勧めして貰ったファンタジーの中からこれを選んだのは、訳がなかなか面白い、というお話をして貰ったのと、映画が好きだったから。確かに翻訳が古くてそれを探すだけでも楽しかったです。随所にキリスト教的な死生観や罪と罰の意識への言及があり面白い。アリス的な可愛いお友達の為に作ったお話なのかな、と思っていたけれどそうではなく児童書を手法で選んだものだそう。だけど可愛いお友達の影も見受けられたので、きっと心に小さなお友達がいるんだろうなと思いました。四人の子ども達はどんな子なのかな?と微笑ましい気持ちで読みました2014/12/31
Die-Go
50
何年ぶりかの再読。やはり私のファンタジーの原点はこれだった。語り口はテンポ良く、物語も抑揚があり、飽きさせない。アスランの存在感が抜群。敵対する雪の女王の存在感も捨てたもんじゃないけど。★★★★★2015/05/26
Die-Go
33
子どもの頃から好きな本。衣装ダンスの中にあるファンタジーの世界。ワクワクする心を止めようがない。★★★★★