出版社内容情報
英語圏では幼いときから親しむ童謡「マザーグース」.文学や映画,新聞雑誌などにしばしば引用されています.定評のある谷川俊太郎訳から有名な50編を選りすぐりました.原詩・解説付.
内容説明
英語圏の伝承童謡、マザーグース(イギリスでは、ナーサリーライム)。定評のある谷川俊太郎訳から、あそびのうた、すてきなうた、ざんこくなうたなど、有名な50編を選りすぐりました。英語の原詩と楽しい解説が付いています。小学4・5年以上。
目次
まじめなうた
ざんこくなうた
あそびのうた
ぐさっとくるうた
うれしいうた
すてきなうた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
75
マザーグースの童謡は、新作童謡ではない伝承童謡で600~1000もあるという。イギリスの童謡なのだと思っていたら、アメリカの童謡もあるそうだ。この本は、マザーグースの中から、有名なものを選んで谷川俊太郎が訳をしている。原文も掲載されていて、思わず口ずさんでいたりする。ちょっとだけ知っている歌がものすごく長くてびっくりというものも。2020/01/31
たつや
42
マザーグース自体は有名ですが読むのは初めてでした。より抜きですがおよそ、1000ほどあるであろうと、されてる中から50編をジャンル分けして収録してありますが、日本語と英語の原文もあり、贅沢な作りの本だと思いますが、自分にはちんぷんかんぷんで、よさが理解できませんでした。合わなかったんですね。じゃあ、最初から読むなと言われそう。読まないと、わからないしなあ2016/12/14
takka@乱読
14
とりあえずイギリスの児童文学入門ということで、『マザーグース』から読み始めた。この本は谷川俊太郎氏の訳から50編選りすぐり、編者の解説がついた本。読み始めて感じたのは、先にこれを読んでおいて正解だったということだ。『不思議の国のアリス』のネタにも使われているし、他のイギリス文学にもオマージュされているかもしれないからだ。イギリス文学に触れる下地としても、単純に詩としても楽しめる一冊。ただやはりこういう子供遊びの詩は韻やリズムがあるので、本当は原書で読んだ方がいいかも。2022/05/05
刹那
10
マザーグースってなに!?っておもっていましたが、イギリスの伝承動揺のことなんですね。本家本元のイギリスではナーサリーライムとよばらているようです。ロンドンばしがおっこちるや、メリーはこひつじかっていたなど、日本でも歌われているものもありました。マザーグースが谷川俊太郎によってやくされています。まじめなうた、ざんこくなうた、あそびのうた、ぐさっとくるうた、うれしいうた、すてきなうたと6種類にわかれていました。解説もあったけど、英語の韻で読んだ方が面白いんだろうな…が率直な意見。けど、色々あるんだなーと初めて2013/02/03
雷華
8
【図書館】マザーグースの原文や作られた背景も巻末に載ってたので、ページを行ったり来たりしてしまいましたが、面白かったです。バラの~の裏の意味に少々恐怖を覚えましたが……時代ごとに形を変えて脈々と伝わってる部分、童話なんかと感じが似ているような気がします。2018/04/21