出版社内容情報
むかし,カニが拾った柿のたねをまいて,「はよう芽をだせ,かきのたね」というて育てたら,実が枝いっぱいになった.するとサルがやってきて…….リズミカルな再話とのびやかな絵が楽しい大型の絵本.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつばちい
14
お話会で5歳くらいの子のリクエストで五組位の親子に読んだ。長い話だけど集中して聞いていた。2019/10/18
pocco@灯れ松明の火
14
図書館:昔話「さるかに合戦」私の記憶が曖昧で新しいお話に見える。絵も墨と朱墨で描かれて素敵!!!この大型絵本で子どもと掛け合いで、この名せりふを読んでみて。>>>名台詞「さるのばんばへあだうちに」・・・「いっちょくだはり、なかまになろう」「なかまになるならやろうたい!」2011/07/07
頼ちゃん
10
さるかに読み比べ。この本は再読。おむすびと交換しない、棒が出てくる。2018/11/09
なま
9
★3.8 復讐譚、糞尿譚。「むかしむかし」から始まり結びの言葉は「~そうな。これでおしまい」。しおくみに出かけた蟹が浜辺で柿の種を見つける。握り飯交換が無く、子蟹達が仲間集めにきびだんごを使う。仲間はぱんぱんぐり、はち、うしのふん、はぜぼう、石うす。イラストが見やすく、様子もわかりやすい反面、猿に姿を現して復讐する様子がイラストと次ページの文章に別れてしまい残念。また復讐場面のページの文章が長く読みにくい。10分2022/12/30
斑入り山吹
8
読み聞かせで小学校中学年に読んであげた。中は赤と黒の2色刷りで寂しいか?とも思ったが、充分訴える。声に出すと、なんとも言葉がよいのだ。がしゃがしゃ、とか擬音がまたよくフィットしているし、気がせいて、とか、きばって、とかそういうちょっとした表現が妙に納得させてくれる。いやあ、読んでいても面白かった。もちろんこういう本で絶対さり気なく表してあるのが植物の季節感で、表紙も柿とアカマンマ、秋ですねぇ。ほかの学年でも読もう!!2012/07/13