出版社内容情報
近代哲学の基盤である批判哲学を確立し，ギリシア以来のあらゆる哲学的課題を論じつくしたカント．世紀末といわれ未曾有の転換期を生きつつある今日，それらの著作から汲み取るべきものはあまりにも多い．講義録・書簡を含むその全著作を，国際的水準にある日本のカント研究者の参加を得て全編新訳で刊行する決定版全集．
目次
天界の一般自然史と理論
形而上学的認識の第一原理
自然モナド論
自然地理学講義要綱および公告―付録・西風論
オプティミズム試論
フンク君の早世を悼んで
三段論法の四つの格
美と崇高の感情にかんする観察
脳病試論
ジルバーシュラー著『火球の理論』についての論評
著者等紹介
山本道雄［ヤマモトミチオ］
１９４４年生、神戸大学文学部教授
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