出版社内容情報
平和と民主主義を根源的に問いつづけた戦後日本最大の知識人,丸山眞男の全作品を編年集成した著作全集.1995-96年の第1次刊行に際しては,戦後問い直しの機運のなかで広範な丸山論ブームが巻き起こった.しかし,戦争体制に急傾斜する今日の危機的な日本社会のなかでこそ,本集は熟読されなければならないだろう.
目次
一九五〇年(ラスキ「現代革命の考察」;「三たび平和について」第一章・第二章 ほか)
一九五一年(日本におけるナショナリズム―その思想的背景と展望;病床からの感想 ほか)
一九五二年(政治の世界;「現実」主義の陥穽―ある編輯者へ ほか)
一九五三年(新演に寄す;ファシズムの現代的状況 ほか)