河合隼雄著作集 〈第11巻〉 宗教と科学

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河合隼雄著作集 〈第11巻〉 宗教と科学

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  • サイズ A5判/ページ数 337p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000918411
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0311

出版社内容情報

21世紀を目前にして人間の生き方や心のありようはいま根底から問い直されようとしています.本著作集は,臨床心理学を中心に,ユニークな日本人論,日本文化論など多方面の活躍で知られる著者の業績を十全に理解できるように編集し,21世紀にむけた新たな人間像を構想するものです.人間の心と生の全体性の回復をめざし,現代人の生き方に新たな道をひらくこの著作集を読者のご要望に応え,ここに再刊します.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちも

7
1から読んでいるが、この巻が今のところ1番面白い。精神分析は科学ではないというのが、著者の主張。自分を対象と切り離して、事象を観察し得られた、客観的な事実は普遍性を持つ。例えば「花びらが5枚」は普遍性を持つが、花と自分の距離が近くなると普遍性を持たない。「美しい花」や「嘆きの花」は誰に対しても現実と映り得ない。精神分析や宗教は、自分の中の現実を深く理解するのに有効な手段で、科学では分析しきれない人間の現実に効力を発揮するという。「共時性」についてもかなりページを割いている。興味のある方は読んで頂きたい。2016/01/26

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