出版社内容情報
21世紀を目前にして人間の生き方や心のありようはいま根底から問い直されようとしています．本著作集は，臨床心理学を中心に，ユニークな日本人論，日本文化論など多方面の活躍で知られる著者の業績を十全に理解できるように編集し，21世紀にむけた新たな人間像を構想するものです．人間の心と生の全体性の回復をめざし，現代人の生き方に新たな道をひらくこの著作集を読者のご要望に応え，ここに再刊します．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もちもちかめ
19
さすが第一回配本、とても読みやすく興味がつきない内容でした。紹介いただいたさっちもさん、ありがとうございました。人に寄り添うとはどんなことか、実際に河合先生に本で寄り添ってもらって学ぶ。私はどちらかと言えば子どもの世界的住人と思う。だからファンタジーが嫌い。フツウノコトしか、描いてないから…と気付いた。でもいつの間にか、ドロドロの怖い推理小説ばかり読むようになった。これは良くないようです。自身の無知と傲慢につねに厳しい目を持っていたいと思います。2017/07/10
mei
2
本書や『いい子に育てると犯罪者になります』の事例を、とても他人事と思えない。うちの子はまだ小さいから当然だけれど「自分の欲求に素直だな！こちらの思う通りにはならないものだな」と感じることが多くて、その度に、大変ながらもほっとしている自分がいる。これから成長して、人の表情や意図を読めるようになっても、自分で選択することをやめないで欲しいと思う。そのためには、親の方も頭が凝り固まらないように、相当気をつけてバランスを取っていかなければいけないなと思う。好きなエピソード、読みたい児童文学の作品もたくさんあった。2020/08/02
Kazuki
0
大人になる途中で躓いてしまい心が不安定になった、それから色々、生きていく事、生きる事について考えてきた、この本のおかげで凄く助かったし、色々な物事の考え方も知る事が出来た、 兎に角僕に最も影響を与えた一冊2012/01/07
