河合隼雄著作集 〈第1巻〉 ユング心理学入門

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河合隼雄著作集 〈第1巻〉 ユング心理学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000918312
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0311

出版社内容情報

現代にいたるまで多くの人を魅了してやまないユング心理学の本質とは.心の問題が問われる現代に大きな示唆を与えるユングの心理学の全体像とその生涯をわかりやすく説き,河合隼雄の世界を理解するための必読の書.

目次

ユング心理学入門(タイプ;コンプレックス;個人的無意識と普遍的無意識;心像と象徴;夢分析;アニマ・アニムス;自己)
ユングの生涯(地下の世界;もう一人の私;精神科医として;フロイト;無意識との対決;ユングと曼荼羅;分析心理学の確立;発展と深化;ユングにおける東洋と西洋;晩年;ユングの死をめぐって)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sab

1
人間の心は意識=ペルソナ=自我=エゴと、個人的無意識=影=アニマ、アニムスを持ち、さらにその奥に普遍的無意識=元型があると説く。無意識の無意識下での表出が夢であり、意識下での表出がコンプレックスである。コンプレックスの本来的意味はネガティブな心情ではなく、ある刺激によって顕在化する心象の複合を指し、ネガティブな自己防衛から抑圧されていたものも含むために今のような意味が付与されるようになったのではないか。2021/07/07

HolySen

1
『ユング心理学入門』の方は、個別的にユングの提唱する概念を述べつつも、大まかに言うと意識と無意識の相補性という面で繋がりがある。 『ユングの生涯』の方では、ユング心理学の体系がいかにしてユングの生涯から出てきたものであるか、すごくはっきりと分かる。 フロイトとユングの対比、父性原理と母性原理の対比など、ユングが他の理論と比べてどうなのかというところもいくらか書かれていて、それも良かった。 「非因果的な連関」はユングの生涯においてもたびたび出てきたが、個人的にはこれをどう評価するかはこれからの課題。2012/08/25

むーさん

1
河合さんの分かりやすい例示や体験談のおかげで、ユング心理学の大まかな体系を捉えることができた。人生の指針としても役立つ、大学生以上なら読んでおいて損はない学部学科・職業関係なくオススメの本。2012/01/13

R

1
河合さんの文章は読みやすい。2011/09/14

Licht

0
ユングのタイプ論は、あくまで当人についての理解を助くるという意味で用いるべきことに注意が必要ながら、自分自身のタイプについて考えその劣等機能を知ることは意義があるだろう。 ユングはその心理学において全体性や対立項の相補性ということを常に重視した。中でも「意味のある偶然の一致」や「共時性」という考え方には興味をひかれた。人間にとっての「物語り」の意味は、現在の社会問題に新しい切り口を与えてくれる。2015/03/09

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