出版社内容情報
フィクションの世界でよく題材にされ、人々の間でイメージが出来上がっている人工冬眠。2020年に発表された著者らの研究成果は、いまだ確立されていないこの技術の実現に向けて飛躍的な貢献をすると期待されている。日々研究開発に挑む研究者としての自身の体験や想いをふんだんに交えながら、「人類冬眠計画」を披露する。
内容説明
フィクションの世界でよく題材にされ、人々の間でイメージが出来上がっている人工冬眠。2020年に発表された著者らの研究成果は、いまだ確立されていないこの技術の実現に向けて飛躍的な貢献をすると期待されている。日々研究開発に挑む研究者としての自身の体験や想いをふんだんに交えながら、「人類冬眠計画」を披露する。
目次
第1章 冬眠との出会い(人工冬眠とはなにか;小児科医として働く ほか)
第2章 睡眠研究から休眠研究へ(概日時計と睡眠;睡眠の謎 ほか)
第3章 冷たいことにはわけがある(冬眠研究の歴史;冷たい哺乳類 ほか)
第4章 哺乳類を冷たくするには(視床下部は体温調節の司令塔;QRFPというペプチド ほか)
第5章 人工冬眠を目指して(人類冬眠計画;人工冬眠の実現性 ほか)
著者等紹介
砂川玄志郎[スナガワゲンシロウ]
1976年、福岡県生まれ。2001年、京都大学医学部卒業。小児科医。大阪赤十字病院、国立成育医療研究センターで医師として勤務。2010年、京都大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。理化学研究所生命システム研究センター研究員、同生命機能科学研究センター基礎科学特別研究員などを経て、理化学研究所生命機能科学研究センター上級研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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