内容説明
すべての数は素数からできている。その性質を深く調べてみると、円周率π、虚数ｉなどの高級な数学と結びつく不思議で魅力的な数でもある。フェルマー、オイラー、ガウスなど数学史の巨人たちがその秘密の解明にどれだけ情熱を傾けたか。彼らの足跡をたどりながら、素数の発見から「素数定理」の発見までの驚きの発想を語り尽くす。
目次
序章 素数の不思議な世界
第１章 予備知識
第２章 人間理性の金字塔エウクレイデス
第３章 フェルマーと仲間たち
第４章 “数学の独眼竜”オイラーの片眼が見た世界
第５章 “数学者の王”ガウス
付録
著者等紹介
中村滋［ナカムラシゲル］
１９４３年生まれ。１９６５年東京大学理学部数学科卒。１９６７年東京大学大学院理学系研究科数学専攻修士課程修了。理学修士。東京商船大学商船学部（現東京海洋大学海洋工学部）教授などを経て、東京海洋大学名誉教授、日本フィボナッチ協会副代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
65
一般の読者が対象とはいうものの、なかなか敷居が高い。前半１／３で数式の理解は中止したが、素数は無限にあることについて、スティルチェスとサイダックの証明は簡単で、私にもわかった。ユークリッド、フェルマー、オイラー、そしてガウス。素数定理の内容と数式は高１でもわかる程度なのに、証明がおそろしく難しい（実際書いていない）という。知的に本当にすごい人は、何がどうすごいのかも理解できないほどすごいんだということでした。この本で、記号「｜」と「～」の意味がわかったのは収穫。そういう読者もここにいるんです。すみません。2020/02/01
たか
7
高校数学範囲を超えた数式も出てきますからその辺は適当に飛ばして読んで構わないでしょう2019/08/01
takao
2
ふむ2023/06/20
お試し君
0
図書館でレンタルしました。 良本です。 専門家には、簡単でしようが、素人にはやっぱり難しかった。 また読んでみます。2022/05/13
