内容説明
iPS細胞を治療へとの期待は膨らむばかり。しかし今、その夢の実現にはどこまで迫れているのか。iPS細胞の臨床研究で世界をリードする網膜や神経をはじめ、心臓や脳、そして気になる毛髪まで、体の各部位の再生医療研究の最前線をリポート。がん化への懸念や制度上の困難など、数々のハードルは果たして乗り越えられるのか…?
目次
1 夢からの一歩一歩―iPS細胞応用への道(iPS細胞ができた!;網膜再生;神経再生;Muse細胞)
2 パーツをつくって、貼りつけて―組織工学の威力(ここまできた組織工学;心臓;角膜;胆管と胃)
3 再生医療研究の現在―気になるあの部位は、いま(脳梗塞;肝臓;腎臓;膵臓(膵島)
肺
血管
骨と軟骨
歯と毛髪)
4 再生医療のこれから
著者等紹介
塚崎朝子[ツカサキアサコ]
ジャーナリスト、読売新聞記者を経て、医学・医療、科学・技術分野を中心に執筆多数。国際基督教大学教養学部理学科卒業、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修士課程修了。神奈川県立保健福祉大学非常勤講師。専門は医療政策学、医療管理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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