岩波科学ライブラリー<br> ヒドラ―怪物?植物?動物!

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岩波科学ライブラリー
ヒドラ―怪物?植物?動物!

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  • サイズ B6判/ページ数 113,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000295819
  • NDC分類 483.3
  • Cコード C0345

出版社内容情報

切り刻んでも,すりつぶしても元通り.小さいようで大きい.弱いようで最強.伸縮自在,変幻自在.水にゆらめく花のような体に驚くほどのポテンシャルを秘め,多くの研究者を魅了してきた謎の動物,「ヒドラ」.ついにゲノムが解読され,ヒトとの意外な共通性も明らかに!ヒドラ研究に身も心も捧げる著者が,その魅力のすべてを語り尽くす.

内容説明

切りきざんでも、すりつぶしても元通り。小さいようで大きい。弱いようで最強。伸縮自在、変幻自在。水にゆらめく花のような体に驚くほどのポテンシャルを秘め、多くの研究者を魅了してきた謎の動物、「ヒドラ」。ついにゲノムが解読され、ヒトとの意外な共通性も明らかに!ヒドラ研究に身も心も捧げる著者が、その魅力のすべてを語り尽くす。

目次

1 ヒドラって何?
2 ヒドラの摩訶不思議な一生
3 海に浮かぶ宝石―アクチヌラ幼生
4 ヒドラのおそるべき能力
5 出会いと共生のストーリー
6 ヒドラとヒトら
付録 海のヒドラ類を探してみよう!

著者等紹介

山下桂司[ヤマシタケイジ]
1958年長崎県五島列島生まれ。1985年鹿児島大学大学院理学研究科修了。2004年、「ベニクダウミヒドラ・アクチヌラ幼生の着生に関する研究」により博士(農学)号取得(東京大学)。1992~1996年、新技術事業団(現科学技術振興機構)ERATO研究員。2006年より(株)セシルリサーチ取締役社長。兵庫県立大学客員研究員、日本付着生物学会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

182
ヒドラを知らない人に、本書はまさに最適のヒドラ入門書。それでいて、ヒドラをこよなく愛する人も楽しめるハイレベル(だと思う)。驚くべき再生能力を持ったヒドラの特性や生態から、現在のヒドラ研究の水準までが語られる。淡水産ヒドラのタンパク質をコードする遺伝子の数がヒトとほぼ同じで2万もあり、共通する遺伝子も多いらしい。国際的なプロジェクトもできて、研究はますます活性化しているとのこと。また、エドワード・モースなど、研究者の連鎖も興味深い。さらに、「あとがき」からは、筆者の愛に満ちた暖かい人柄が伝わってくる。2014/11/01

マエダ

17
ヒドラはクラゲなのかイソギンチャクなのかポリプ体? 本書にはわかりやすく書いているのだが ヒドラの定義自体が不思議である。2015/10/20

calaf

17
ヒドラ...って、結局クラゲの事らしい...クラゲじゃないヒドラもいるし、ヒドラじゃないクラゲもいることはいるらしいのだけど。そして、日本のどこにでもいるらしい...正確なことはあまりよく分かっていないみたいですが。そして、昭和天皇の研究対象だったらしい...2011/12/22

14
この本で初めてヒドラという存在を知った。最初、その名前と表紙のイラストで、ドルアーガの塔というゲームに出てくるローパーみたいなものかと(どの程度通じるんだ、このネタ)。 実際は海を中心に住むイソギンチャクとかクラゲとかの仲間。不思議な生態の魅力に取りつかれた著者がヒドラ愛一杯に読みやすい文章で書かれている。昭和天皇も熱心に研究された、というのがわかる、奥深い世界だった。2019/06/30

yooou

14
☆☆☆☆★ 面白い!驚異的なライフサイクルといい、散在神経系という統制システムといい、絶対我々人類とは異なる生命起源を持っているに違いないこいつらのことをもっともっと知りたくなってきた。2013/04/28

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