精神の現象学〈上巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 730,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000268059
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C3010

出版社内容情報

哲学史上に輝く「ヘーゲル哲学の生誕地」.本訳書は,厳格な訳文と研究成果を凝縮した詳細な個別註・総註,また用語解説付きの索引により,この重要著作の確かな読解を可能にする.ヘーゲル理解のための必携書.

目次

学的認識について
緒論
A 意識(感覚的確信、或はこのものと私念;知覚、或は物と錯覚;力と悟性、現象と超感覚的世界)
B 自己意識(自分自身だという確信の真理)
C 理性(理性の確信と真理)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

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単細胞生物が分裂し複雑な全体に発展していくように、概念もまた成長していく。この精神の運動こそが有為転変の世界を貫く始めと終りのある歴史である。こんな素っ頓狂な物語の素材を、ヘーゲルは自らが学んだ思想史、否、彼自身の思惟を思惟することから得ているようである。晦渋な文章にうんざりさせながらも、言われてみるとそうだよなと思わされる点が多々あるのは、私の意識にも普遍的な精神というものがあるのかと思わされるが、同時に、何でも吸い込んでしまうヘーゲルという巨大な自我に取り込まれているだけかもしれないと思ったりする。2018/01/18

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