• ポイントキャンペーン

双書科学/技術のゆくえ
文化としての科学/技術

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000266314
  • NDC分類 404
  • Cコード C0340

出版社内容情報

19.20世紀に大きく変貌を遂げた科学/技術.その間の激しい競争,国家のかかわり,固有文化との相互影響,生活空間への浸透のありさまを解明する.理科教育への提言もふくめ,歴史的視野で,火急の課題を解くカギを示す.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シロクマとーちゃん

3
キリスト教神学の世界観から離脱し、個人の「真理探究心」にもとづいて自然を研究するという今日の科学のスタイルは19世紀になって、ようやく成立した。そして研究者たちは専門家集団として、その地位を大学の中に保障されるにいたった。しかし、現代では、科学はもはや象牙の塔にこもることは許されず、社会からの要請をうけて大規模プロジェクトとしてすすめられることが多くなった。前者をプロトタイプ、後者をネオタイプの科学と筆者はよぶ。また、科学と技術(工学)は別物で、西洋の大学にはもともと工学部はなかったという指摘も面白い。2016/08/28

まさなる

0
主に科学史の観点から今後の科学技術についてのべているのだが、最後の章だけ教育について述べている。本書で述べられていることは、おそらく今日の生活は科学技術とは切り離すことは出来ないので、ひろく科学技術について学者や研究者でなくても関心を持つ必要があること、あるいはそういうことが出来る環境を用意する必要があることということなのかな。学ぶことに対する動機は何でも良いと思うのだが、科学技術を楽しく学べればなおさら良いなと思う。2017/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/234625
  • ご注意事項