出版社内容情報
腎不全で倒れ,透析を受けつつ取材に駆け回り,その後妻から腎臓提供を受けた現役新聞記者による体験記.日常の何が不便なのか,どんな注意が必要なのか,丁寧に伝える.大反響の熊本日日新聞の連載「命つないで」を大幅加筆し単行本化.腎臓病とともに生きるすべての人へ,共感と励ましのメッセージ.
内容説明
やりがいのある仕事、多忙な日々。夜討ち朝駆けの記者生活のなか、身体の不調を体力で紛らしているうちに、知らずしらず状況は悪化、透析に踏み切らざるを得なくなった。そして一七年四カ月。銀婚式を一年後に控え、妻から臓器提供の申し出があった―。二〇〇九年七月より二〇一〇年二月まで、熊本日日新聞で連載され、大反響だった「命つないで―透析から移植まで」を大幅加筆して単行本化。透析の日々、移植への決断、家族への思いを率直に綴る。
目次
序章 絆
第1章 ダメージを受けて
第2章 透析の日々
第3章 移植に向けて
第4章 妻からの腎臓提供
第5章 新手法「免疫寛容」
終章 新しい生活の始まり
著者等紹介
山本晃[ヤマモトアキラ]
熊本日日新聞社編集委員兼論説委員。1957年生まれ。81年中央大学卒業、熊本日日新聞社入社。地方支局勤務を経て89年3月、本社政経部に異動、熊本県庁詰めとなる。91年9月、東京支社編集部へ。92年5月、腎不全で倒れ、透析開始。93年8月、細川政権が誕生、透析生活のまま、地元紙として官邸記者クラブへ常時キャップとして詰める。94年6月、細川政権退陣後、本社勤務に戻る。政経部政治班で再び熊本県政担当。07年3月、地方部次長兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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