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ファシリテーション―実践から学ぶスキルとこころ

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  • サイズ A5判/ページ数 192p
  • 商品コード 9784000246484
  • NDC分類 379.6
  • Cコード C0030

内容説明

人が集って何かをしようとするとき、どうしたらお互いに活かし合い、創造的な成果に結びつけることができるだろう。そんな問いに答えるのが「ファシリテーション」です。企業、地域、NPO、学校などの現場で参加型の場づくりにたずさわる五人のプロ達の実践例をもとに、ファシリテーションの技法を紹介します。空間デザインや板書の効果的な活用法などすぐに役立つアイディア満載の実践テキスト。

目次

第1部 分野を超えて広がるファシリテーション(市民参加を進めるファシリテーション;企業の「ビジョン作成」ファシリテーション;子どものチカラを引き出すファシリテーション ほか)
第2部 ファシリテーションのスキル(すぐに使えるファシリテーションのスキル―三つの基本;流れを理解してファシリテーションのスキルを活用しよう;ファシリテーション向上のために ほか)
第3部 ファシリテーションのこころ(ファシリテーションの三つの根っこ;自然流ファシリテーションに向けて;混沌と自然)

著者等紹介

中野民夫[ナカノタミオ]
ワークショップ企画プロデューサー&会社員。1957年東京生まれ。東京大学文学部卒。学生時代の途上国への一人旅から一転して広告会社に就職。大阪での営業職などを経て休職し、カリフォルニア統合学研究所(CIIS)の組織変革学修士修了。以後、会社勤めの傍ら、人と人、人と自然、人と自分自身をつなぎ直すワークショップを実践。明治大学・聖心女子大学・立教大学大学院の兼任講師

森雅浩[モリマサヒロ]
Be‐Nature School代表。1960年東京郊外生まれ。早稲田大学社会科学部卒。少年時代は湧き水を眺めるのと、自転車で土手を走り降りるのが好きだった。十年間の会社員生活を経て海洋環境系団体に身を投じ、国際会議のプロデュースを行う。その縁がきっかけでBe‐Nature School立ち上げに関わり、以降企画・プロデュースを担当。NPO法人自然体験活動推進協議会(CONE)理事

鈴木まり子[スズキマリコ]
わくわくコミュニティ世話人。1960年静岡県生まれ。法政大学キャリアデザイン学部卒。子どもの頃、ボランティア活動を通して、ワークショップと出合う。人事労務コンサルティング会社の支社長を経て独立。企業、行政、学校、NPOなどにおいて、ひとりひとりが「尊重され、存在できる場づくり」を目指してワークショップやファシリテーション研修を企画・実施している。日本ファシリテーション協会副会長。日本経団連キャリア開発センター認定キャリア・アドバイザー。法政大学兼任講師

冨岡武[トミオカタケシ]
Will&Skillsコンサルタント/ファシリテーター。1969年千葉県生まれ。ビジネス・ブレークスルー大学院大学経営管理修士(MBA)修了。筑波大学卒。(株)ブリヂストン、アーサーアンダーセン、トーマツコンサルティング(株)を経て、2008年4月よりフリーランスに。「自分たちでやる」ことを通じた企業の問題解決と人材育成を支援している

大枝奈美[オオエダナミ]
アトリエウェイブ代表。1965年栃木県生まれ。図書館情報大学(現:筑波大学情報学群)卒。図書館司書・博物館学芸員資格。13年間のシステムエンジニアを経て、ファシリテーターを天職とする。地域活動やまちづくりの分野を中心に、子どもからシニアまで幅広い年代を対象にワークショップや講座等を数多く手がけている。行政の総合計画策定委員や行財政改革委員、商業ビジョン策定委員などを歴任。プライベートでは、公立小学校PTA副会長も務める。NPO法人サスティナブルコミュニティ研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

25
「明るい兆しが広がっている」と書き出される、ポジティブの権化のような本。参加を促し、違いを認め、協働によって活路を見出そうという動き=ファシリテーション。会社内の会議から教育現場、地域での合意形成など、それぞれの現場で創造を生み出そうとしている5人の実践家の取組みが紹介されるのだが、何より面白いのが「スキル」編。グループの分け方、板書の仕方、声のかけ方、そうしたノウハウたちの効果の大きさ、些末に見える違いの意味の大きさ。研修ひとつ実施するときにも悩んで試行錯誤してきたけど、そうか、そうするしかないんだな。2014/12/19

貧家ピー

7
ファシリテーションのスキルと基本姿勢、企業・地域・NPO・学校などの実践例が掲載された入門テキスト。共有ー拡散ー収束ー共有を図る技術に目がいきがちだが、場を読む方法ー参加者一人一人をあるがままに受け入れる、信頼関係を築くといった点が重要という視点がなかった。2021/02/04

駿ばぱ

4
ファシリテーションの現場の様子もわかって理解しやすい。ファシリテーションをどんどんやりたい!と正直思った。2013/11/22

けんとまん1007

4
これまでのおさらい的な感じで読めた。分かりやすりです、これ。2010/02/07

たろっくす

3
ファシリテーションの基本的な概念と方法論がまとめられている。各シーン別の事例も併せて紹介されているのでイメージがしやすく実践的な内容だった。一般的にはファシリテーションが『司会者』『仕切屋』『偉い人』みたいな印象を持たれているケースが多いので、あくまでも対話を促進するための要素に過ぎず対話の主役であるのは常に参加者であることを明確に伝える必要がある。意見、考え方、正解が多様化する中で対話の重要性はどんどん高まっており、それを促進するためのファシリテーターも同じように重要な役割である。2020/05/17

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