日中関係をどう構築するか―アジアの共生と協力をめざして

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000242233
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0031

出版社内容情報

日中の代表的識者が学際的なフォーラムを結成して集い,3年間に渉り深い議論を重ねてきた.その成果として,2国間関係の桎梏を超えた,東アジアの新しい地域協力のかたちを模索し,具体的問題に即した現実的構想を提起する.

内容説明

グローバル化の進む冷戦後の世界で、九〇年代以降、日中関係は不安定化し、相互不信が募っている。そのような状況を憂慮する日中の代表的識者がフォーラムを結成して学際的に集い、三年間に渉り深い議論を重ねてきた。政治・経済・文化のあらゆる分野に渉って二国間関係の桎梏を超えた、東アジアの新しい地域協力のかたちを模索し、具体的問題に即した現実的構想を提起する。

目次

総合討論 日中関係再構築のための課題と提言―東アジアの安定を目指して
日中外交比較から見た日中関係―正常化三〇年後を中心に
中国の対日認識の変化
中国のナショナリズムと近代日本―国民形成における模倣と反発
東アジア・アイデンティティの胎動―文化の視座から
グローバル化と東アジア―国際政治経済学の視点
グローバル・システムのなかの日中
経済のグローバル化のもたらすチャンスと挑戦
帝国と大国のあいだ―日本にとってのアメリカ・中国にとってのアメリカ
新たな日中関係を構築する「新思考」のために

著者等紹介

毛里和子[モウリカズコ]
お茶の水女子大学文教育学部卒業。早稲田大学政治経済学部教授。21世紀COE「現代アジア学の創生」拠点リーダー。現代中国論、東アジア国際関係論専攻

張蘊嶺[チャンユンリン]
1945年生まれ。1981年中国社会科学院研究生院修士課程修了。北京師範大学講師、中国社会科学院欧州研究所副所長を経て、1994年より中国社会科学院アジア太平洋研究所所長、1995年から2001年まで同院日本研究所所長兼任
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

8
少し古い本であるが、日中の有識者が「日中関係をどうするか」について議論することは意義がある。隣どうし引越することはできず、政治家はどうしても対立的な構図を描きたがる。そういう時こそ、有識者による冷静な議論が必要だ。そして米国。日米中の関係のマネージメントが日中関係に大きな影響を及ぼす。2015/09/03

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