記録と考証 日中国交正常化・日中平和友好条約締結交渉

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  • サイズ B6判/ページ数 434p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000242219
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0031

出版社内容情報

1972年の田中首相・大平外相が北京を訪問しての日中国交回復交渉,台湾断交をめぐる台北会談,6年後の日中平和友好条約締結交渉の全記録.交渉当事者・関係者の寄稿・インタビュー,戦後日中関係史の考証論文を併載.

内容説明

日中国交回復三〇年を経て、当時の田中首相・大平外相が北京を訪問し、周恩来総理らと会談した日中国交回復交渉、和製キッシンジャーと称された竹入公明党委員長と周恩来との秘密会談の記録が公開された。日本政府、外務省が台湾との関係をどのように扱ったかを示す会談記録・文書も入手することができた。六年後の日中平和友好条約締結交渉に関する日中事務次官レベルの会談と外相会談も公開された。解題と注釈を加えてそれらの文書を再現し(記録編)、会談の関係者の寄稿・インタビューによる証言を集め(証言編)、日中国交回復から平和有効条約締結にいたる外交交渉過程とその歴史的意味を、専門研究者の立場から考察する(考証編)。新たな日中関係の一歩を踏み出すために心血を注いだ先人たちの決意と気迫に思いを致し、過去の不正常な状態を克服して未来に立ち向かうために再検証すべき課題が、ここに凝縮されている。

目次

記録編(日中国交正常化交渉;日台断交関連;日中平和友好条約締結交渉)
証言編(日中国交正常化交渉;日中平和友好条約締結交渉)
考証編(米中和解から日中国交正常化へ―錯綜する日本像;日華平和条約締結から日中国交回復へ―「二つの中国」政策から「一つの中国」政策への跳躍;一九七〇年代の中日関係―中日平和友好条約の締結;先人の開拓 二一世紀への示唆―日中国交正常化と平和友好条約を再検証する意義)

著者等紹介

石井明[イシイアキラ]
1945年、千葉県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中途退学。東京大学大学院総合文化研究科教授

朱建栄[シュケンエイ]
1957年、上海生まれ。中国・華東師範大学外国語学部卒、上海国際問題研究所付属大学院修了、学習院大学より博士号取得。東洋学園大学人文学部教授

添谷芳秀[ソエヤヨシヒデ]
1955年、茨城県生まれ。ミシガン大学大学院博士課程修了(国際政治学Ph.D.)、慶応義塾大学法学部教授

林暁光[リンショウコウ]
1954年、北京生まれ。中央党校国際戦略研究所法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。中国社会科学院大学院教授(国際関係学)、中共中央党史研究室研究員(中国外交史)
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感想・レビュー

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ゆきんこ

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良き資料2021/03/12

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