出版社内容情報
酸化ストレスにより発生し、病気や老化の原因となっている活性酸素。がんや脳卒中、心疾患、糖尿病などの病気とどう関わっているのか、活性酸素を消して病気にならない身体を作るためにはどのような食事や運動が適切なのか、わかりやすく解説する。
内容説明
肉や脂肪、糖分の摂り過ぎ、野菜や果物の摂取不足、運動不足やストレス、さらにはタバコや紫外線、排気ガスなど、身の回りにあふれるさまざまな原因で発生する活性酸素による酸化ストレス。活性酸素は、がんや脳卒中、心疾患、糖尿病、肥満、認知症、骨粗しょう症などさまざまな病気と深く関わっているだけでなく、老化の原因ともなっています。活性酸素がそれらの病気を起こす仕組みに加え、活性酸素を消して病気になりにくい身体を作るためのバランスの取れた食事や適度な運動とはどのようなものか、実例をあげながらわかりやすく解説します。
目次
第1章 活性酸素とはどのようなものか(生活習慣病と活性酸素;老化も寿命も活性酸素で決まる;お肌の美容も活性酸素しだい;活性酸素とはどのようなものか;活性酸素の種類と性質)
第2章 活性酸素はどのように発生し、どのように防御されているのか(活性酸素はどのように発生するのか;体内の活性酸素を消すシステム;体内で作られる坑酸化酵素)
第3章 さまざまな病気が起こる仕組みと活性酸素(がんの原因と活性酸素の関わり;脳卒中、心疾患の原因となる動脈硬化と活性酸素;肥満、糖尿病と活性酸素;認知症の発症と活性酸素;骨粗しょう症と活性酸素)
第4章 食べ物で酸化ストレスから身体をまもる(がんを予防する食生活;高血圧、動脈硬化を予防するために;カルシウム摂取量を増やすために;認知症にならないための食生活など)
第5章 適度な運動は活性酸素に強い体にかえる(運動と活性酸素の関係;適度な運動のメリット;適度な運動強度とは)
著者等紹介
嵯峨井勝[サガイマサル]
1943年北海道生まれ。北海道大学卒業、同大学院薬学研究科博士課程修了。環境庁・国立公害研究所環境生理部研究員、カリフォルニア大学デイビス校留学、国立環境研究所大気影響評価研究チーム総合研究官、筑波大学医学系併任教授、中国医科大学客員教授、青森県立保健大学大学院教授・同大学健康科学研究研修センター長(併任)を経て、現在つくば健康生活研究所代表、青森県立保健大学名誉教授、日本酸化ストレス学会理事、日本未病学会評議員、札幌医科大学非常勤講師、東京大学大学院医学系非常勤講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かんな