恋人選びの心 〈2〉 - 性淘汰と人間性の進化

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  • サイズ B6判/ページ数 p315/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000228244
  • NDC分類 141.74
  • Cコード C0045

出版社内容情報

人は何を基準に恋人を選んでいるのだろうか.人を魅力的に見せる,身体,装飾,言語,美術,スポーツ,道徳性,創造性といった特徴は,深く人間性にかかわっているにもかかわらず,どうして生まれてきたのか,自然淘汰の理論ではどうにも説明がつかなかった.本書では,恋人選びという視点に立って,ダーウィンに提唱されながらも省みられなかった性淘汰で,この長年の進化の謎を解き明かす.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GASHOW

5
有性生殖をヒトの祖先の枝分かれをして200万年で10万回の交配で、頭髪のみふさふさで身体の毛がなくなり、脳が大きくなり、女性は胸が大きくなり、男性は特殊なペニスに発展してきたのは性淘汰と考えることが理にかなっている。科学者は恋愛の領域にはふみこみたがらないのでこの説はあまり注目をあびなかったようだ。進化の点からも面白い。2017/11/20

ひつまぶし

3
エピローグにある「恋人選びの理論は記述であり、処方箋ではない」「人間性に関するひとつの描写」といった整理が印象に残った。進化心理学は計量的な普遍性に依拠しなければ成り立たないにもかかわらず、客観性を担保するためには個別的な語りが必須であることになる。科学の知でありながら、同時に臨床の知でもあるのだろうか。決して処方箋を提示することはできないと自覚した上で、何を語るかを選ばなければならない。その選ぶところにこのジャンルの特性があると考えれば、案外フィールドワーカーと近いところに立っているのかもしれない。2024/01/31

豪力春太

1
ユーモアあるよ。2008/08/29

原玉幸子

0
(以下、Ⅰからの続き)⇒(海外)研究者にありがちな長い、特に後半部は、著者の専門の(生物)進化心理学で哲学から離れた世俗下ネタっぽいところは否めず、上巻は推奨しても、下巻は残念ながらちょっと推奨し辛い内容でした。礑(はた)と思ったのは、「全てを性衝動に結び付けるフロイトの発想を実存主義的、斯かる性淘汰の結果が芸術他に結びついているところは構造主義的」との、演繹的な発想。又、今回のテーマの人間のボランティア活動を、本書の言う性淘汰云々で定義するのは安易安直では、と思いました。(◎2015年・冬)2020/01/03

mizu

0
やさしさは大事。2018/03/27

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