出版社内容情報
ネット上に生まれる新しい形のボランタリーなコミュニティ.だがそれらはネットの抱える信用や認証などの深刻な問題を解決できるのか.社会や経済にどのような変革をもたらすのか.現場から徹底的に検証する.
内容説明
リナックス・モデルは世界を変えるか。グローバライゼーションとコミュニティ指向へ二極分解するインターネット社会、金属疲労している政府や企業の組織…さまざまな自発的なコミュニティが、新しいやり方で、これらのゆきづまった問題をみごとに解決してゆく。
目次
第1章 ふたつのコモンズ
第2章 コミュニティ・ソリューションの出現
第3章 関係のメモリー
第4章 グローバル・スタンダードとのせめぎ合い―食と森の認証
第5章 ヒューマンサービスとコミュニティ・ソリューション
著者等紹介
金子郁容[カネコイクヨウ]
1948年東京都生まれ。慶応義塾大学工学部卒業。慶応義塾大学教授、慶応義塾幼稚舎長。スタンフォード大学Ph.D。ウィスコンシン大学計算機学科および経営工学科準教授、一橋大学教授などを経て94年より慶応義塾大学SFCの大学院教授。1999年4月より幼稚舎長を兼任。情報論、ネットワーク論、意思決定論などを通して、ボランタリーな組織原理を探る
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