国際社会論―アナーキカル・ソサイエティ

国際社会論―アナーキカル・ソサイエティ

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  • サイズ A5判/ページ数 404p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000228077
  • NDC分類 319
  • Cコード C3031

出版社内容情報

世界政治における秩序とは何か.それはどのように維持されているのか.主権国家システムは生き残れるか.E.H.カーの流れをくむ「イギリス学派」ブルの待望の完訳.冷戦後のいまこそ精読されるべき「現代の古典」である.

内容説明

世界政治における秩序とは何か。それはどのように維持されているのか。主権国家システムは生き残れるか。このように問題を立てて慎重に考察していく本書は、E.H.カーの流れをくむ「英国学派」のブルの主著、待望の完訳である。冷戦後のいまこそ精読されるべき「現代の古典」といえる。スタンリー・ホフマン序文。丁寧な訳注を付した。

目次

第1部 世界政治秩序の性質(世界政治秩序の概念;世界政治秩序は存在するか;世界政治秩序はどのようにして維持されているのか ほか)
第2部 現代国際システムにおける秩序(勢力均衡と国際秩序;国際法と国際秩序;外交と国際秩序 ほか)
第3部 世界秩序への道―選択肢(現代主権国家システムにかわる選択肢;主権国家システムの衰退?;主権国家システムは時代錯誤か? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masayuki Shimura

2
【無秩序の中の秩序】国際社会における力や権力の重要性を指摘されたときに感じる、「でもそれだけで世界が動いてるわけでもないよね」という思いを、具体的にそして的確に表現してくれた内容かと。執筆当時の現実の観察に根ざした「秩序」という概念は、現在においても十分通用する、応用性や適用性の広い考え方だと感じました。2018/05/30

晴天

2
政治目的を為すために国家間関係の予見可能性を高める秩序は有用なので主権国家は秩序に従い維持するという発想を踏まえることもなく、国家間関係などホッブズ的自然状態に過ぎないと嘯いていたことに愧死しそうになる。2017/01/15

Hiroshi Higashino

1
検討材料が豊富といった感想.国際関係論も知識が乏しいので理解が追い付かないので残念.2022/06/11

taming_sfc

1
再読。第二部は些か議論に古さを感じるので(重要でない、というわけではまったくない)、学生には第一部と第三部を読むことを薦めよう。2013/04/29

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