憲法 (第6版 高橋和之)

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  • サイズ A5判/ページ数 410,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000227995
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0032

目次

第1部 総論(憲法と立憲主義;日本憲法史;国民主権の原理;平和主義の原理)
第2部 基本的人権(基本的人権の原理;基本的人権の限界;包括的基本権と法の下の平等;精神的自由権;経済的自由権;人身の自由;国務請求権と参政権;社会権)
第3部 統治機構(国会;内閣;裁判所;財政・地方自治;憲法の保障)

著者等紹介

芦部信喜[アシベノブヨシ]
1923年、長野県に生まれる。1949年、東京大学法学部卒業。1963年、東京大学法学部教授。以後、学習院大学法学部教授、放送大学客員教授を歴任。1999年、逝去

高橋和之[タカハシカズユキ]
1943年、岐阜県に生まれる。1967年、東京大学法学部卒業。1984年、東京大学法学部教授。2006年、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

24
虚心坦懐に読もうと決めて借りてきた。立憲主義の現代的意義(16頁~)。個人の権利・自由の保障。その目的を現実生活で実現しようとする社会国家思想とは一致する。社会国家思想と法治国家思想とは 両立する(傍点、17頁)。安保条約の問題点:日本領土で米軍基地が攻撃されたら、共同防衛行動をどう説明するか。自衛権行使には、必要性・違法性・均衡性の3要件が必要(68頁)。安保法制で今後どうなるか不安で仕方がない。丁寧に説明しても、通したものを説明されても、違憲は違憲。2015/11/29

ヤギ郎

14
憲法学の基本書。人権論が厚く、統治論(特に国家について)は薄い。想像だけど、芦部先生は統治論についてあまり関心がないのかな。先生はアメリカの判例を整理したことがあり、そのためかアメリカの司法に関する記述がいくどとみかける。高橋先生の注釈でなんとか現在の司法状況に合わせてあるけど、その分芦部先生と高橋先生の記述が文中に混ざりあって、読みづらい。この際だから新しい「芦部憲法」書を作ればいいのではと思う。憲法を勉強する時のお供の一冊。2017/07/28

ヤギ郎

10
憲法の基本書を再読。憲法学のエッセンスが詰まっている。この本を土台に勉強を進めていく。本文中にも参考文献が記載されている。注釈や高橋補訂が面白かったりする。2018/11/06

Haruka Fukuhara

9
よくわからない本だと思っていたけど、適切な解説を付されつつ読み直してみると何が書かれているのか奥行を持って理解できる。やはり学問では師の存在が大きいと実感。公務員試験や司法試験界ではいまだに権威を保っているけど、改めて読んでみるとなかなか不思議な本。日本国憲法の本と言うよりは立憲主義と憲法全般についての本であり、また時代性や見解の独自性から、決して普遍的な内容が書かれているわけでもないが、どうもそうしたことはあまり広く認識されていない印象がある。広く読まれてきた集積こそが本書の権威の淵源とは誰の言だったか2017/07/03

またの名

8
すべての法律の上位コードとして憲法が設定されてるというものの、国民主権または民主主義も自由の実現も「人権の保障を終極の目的とする原理ないし制度」として存在し、ファシズムと戦争の悪夢を経て人権は「法律によっても侵されてはならない」真のマスターコードの地位に。各国の憲法は人権宣言に記された思想を具現するための法規で、実の父からヤバ過ぎる性虐待を受け続けた事件を発端にして憲法に反する法律が削除された胸熱展開もまた、究極的には人権を実現してくプロセスだと理解できる。現代社会を司るプログラムを学ぶのに必須のルート。2024/04/29

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