オリジンから考える

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000224161
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

座標軸が見えにくくなってしまっている現在の状況を憂える二人の思想家が、物事の原点に立ち返って根源から物事を捉えなおす共同作業は、作家の死で実現しないまま終わった。本書は、作家が生きていたらという想定の下、哲学者が試みた作家との架空の対話を軸に、作家の未発表の遺作を含む単行本未収録の論考で構成する類のない、現代社会への刺激的考察。何を価値あるものと考えるか。生きた思想 (実践的知) とは何か。生のあり方を問う貴重な洞察的メッセージの数々。

内容説明

ベトナム戦争反対の市民運動(ベ平連)をリードし、護憲平和運動(九条の会)の中心として活躍してきた二人の行動的知識人が、民主主義や社会のあり方について本格的に論じあおうとした対話の計画は、作家の死で実現しないまま終わった。本書は、作家小田実が生きていたらという想定の下、哲学者鶴見俊輔が試みた小田実との架空の対話を軸に、時代に屹立する二人の思想家の思想のエッセンスを凝縮した形で収める。絶筆となった作家の未発表の遺作や生前最後の講演の記録、また哲学者の単行本未収録の諸論考で構成する刺激的考察。

目次

1 小田実との対話(鶴見俊輔)(小田実との架空対談;「人間チョボチョボ」の先進性 ほか)
2 オリジンから考える(小田実)(小さな人間の位置から;世直し大観)
3 哲学の効用(鶴見俊輔)(自己教育について;二〇一一年を生きる君たちへ ほか)
4 未定稿・トラブゾンの猫―My fairytale(小田実)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年生まれ。哲学者。ハーヴァード大学卒業。『戦時期日本の精神史―1931~1945年』で大佛次郎賞受賞

小田実[オダマコト]
1932年生まれ。2007年死去。作家。東京大学大学院在学中にハーヴァード大学留学。世界各地を旅して綴った『何でも見てやろう』がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきこ

1
鶴見俊輔と小田実。まさに待ってました、という本。今の時代に小田さんが生きていたら何と言ったろう、と考えることがあったからだ。内容は他の本とダブる部分もあるものの、納得のいくものだった。2人の架空対談。小田実のオリジン~では「小さな人間」の力について賛同した。物事を変えていく力は実は小さなことから始まるのだ。また鶴見さんの「国民揃っての宙返り」は上手いこと言うなあと納得できた。この本は時々読み返して、自分がソクラテスの裁判での80人にならないよう心の調整にしたい。2012/03/18

壱萬弐仟縁

0
ギリシア哲学、仮想対談、ベ平連、小さな人間に視座のある考察、アメリカのプラグマティズム、民衆の力・・・など多彩な考察。小田さんの、people's power とは、デモス・クラトス(144ページ)。小さな人間が有する力が民主主義の根本原理。これは、確認しておきたいことだ。鶴見さんの生い立ちでは、母親にノーと言って抵抗していたようだ(162ページ)。「自分で問題を創って、自分で問題を解くということはいちばん根本のことなのですが、それを小学校一年に入ったときに、取り上げてしまうんだ」(187ページ)。重い。2012/07/03

hepburn

0
小田実さんが作った言葉"co-habitance of difference"が、心に深く残りました。人間の本質について考えさせられました。 Trigger word: 小さな人々2012/01/06

ナッキャン

0
鶴見俊輔氏と小田実氏との無念の対談を小田氏の回顧を含んだ色々な論考集かな–。共著となっているが、ほぼ小田氏の思想を全面に出し、鶴見氏は小田氏を映す鏡のようで、思想の共感がいいな–。特に解り易い小さな人間が国の過ちを正す役目を果たすことが、デモス・クラトス[デモクラシ-]何年か前にこれを叫んだ政党があったね、小田氏の常識主義、間違い主義。自分も 他人もみんな「チョボチョボの人間」間違いを指摘されたら指摘した人と共に行動する、ホンマにその通り。「地面に這って虫の眼で空を見れば本来の自由が見る」名言でおまんがな2023/11/29

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