内容説明
ロボットモーションの本質は、実世界とつながった運動知能である。本書はこの基本的視点をもとに、ロボットの運動を記述する。従来の制御工学、機構学の枠組みを超えた、まったく新しいロボットのモーション学。大学初年級の数学・物理の知識で基本が身につく。
目次
1 ロボットモーションは知能と実世界との邂逅から生まれる(ロボットの運動、行動、知能;なぜ生物に学ぶのか ほか)
2 運動の幾何学(剛体の位置と姿勢;剛体の運動 ほか)
3 運動の計算(多体系の運動学;多体系の微分運動学 ほか)
4 運動と情報(運動の表現;運動の生成 ほか)
5 運動と知能(ロボットモーションと知能;ロボットのタスクとスキル ほか)
著者等紹介
内山勝[ウチヤママサル]
1949年生まれ。東北大学大学院工学研究科教授(航空宇宙工学専攻)。専門は、ロボティクス、自動制御、スペーステクノロジー
中村仁彦[ナカムラヨシヒコ]
1954年生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科教授(知能機械情報学専攻)。専門は、ロボティクス
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