岩波講座 物理の世界 物理と数理〈4〉散逸粒子系の力学

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  • サイズ B6判/ページ数 109p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000111546
  • NDC分類 420.8
  • Cコード C0342

出版社内容情報

砂のような粒子はサイズや形状も異なり,その動きを正確に記述するのはきわめて困難だ.寺田寅彦以来論じられている未解決問題である.いま物理がどのようにこれに挑戦しようとしているのか.新たな可能性と面白さを語る.

内容説明

砂のような粒子集団は日常どこでも目にするものだが、そのダイナミクスを調べようと思うと途端に困難にぶつかる、個々のサイズや形状が異なることで、その振る舞いはきわめて複雑になり、単純な弾性論や統計力学がまるで歯が立たない。いまだ未解決である。寺田寅彦も注目した古くて新しいこの話題に、いま物理がどのように挑戦しようとしているのかを紹介する。

目次

1 粉体とは何だろうか
2 非弾性衝突
3 気体論的アプローチ
4 遅い流れ
5 静力学
6 散逸粒子系の物理の私的展望

著者等紹介

早川尚男[ハヤカワヒサオ]
1962年生まれ。1991年九州大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授。4月より、同大学大学院理学研究科助教授。専門は非平衡統計力学、粉体物理
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感想・レビュー

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PapaShinya

1
剛体でも流体でもない粉体の物理学。自分は、実験的話題の多い那須野さんとの論文(現代物理最前線)の方が面白く感じた。ドジャンもエドワーズも粉体の物理に取り組んでいるのに、土井さんはなぜやらないんだ!と言ってた早川さんの講演を思い出した。2022/10/31

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