出版社内容情報
いま宇宙の膨張は加速しているという．それはどこまで進むのか．宇宙の温度分布にわずかな揺らぎが発見された．いったい宇宙の始まりはどうなっていたのか．誕生から未来まで，最新の成果をもとに宇宙の運命を描く．
内容説明
われわれの宇宙はどのような姿をしているのだろうか、この先どうなるのだろうか。古来から人々の発してきたこの問いに、精密科学として生まれ変わりつつある宇宙論が答えを出し始めている。本書では、宇宙マイクロ波背景放射の精密な測定を中心とした観測の成果から宇宙の現在、過去、未来が明らかになっていく。
目次
１ 現代宇宙論への道
２ 膨張する時空―フリードマン宇宙
３ 熱い初期宇宙―ビッグバン
４ ビッグバンの化石―宇宙マイクロ波背景放射
５ 温度揺らぎ生成の物理過程
６ 温度揺らぎから何がわかるのか
７ 宇宙を解く鍵
著者等紹介
杉山直［スギヤマナオシ］
１９６１年生まれ。１９８４年早稲田大学理工学部物理学科卒。１９８９年広島大学大学院理学研究科物理学専攻修了、理学博士。現在、国立天文台理論天文学研究系教授。専門は、宇宙論
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感想・レビュー
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電
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よく見る温度揺らぎの角度パワースペクトルの図が何故あのような形になるのかがわかりやすく説明されている。ただし2001年に書かれてたものなのでCOBEまででWMAPの観測結果は載っていない。2009/12/21
