出版社内容情報
2000年度ノーベル化学賞は白川英樹博士の導電性高分子の研究に与えられた.かつては絶縁体の代表と考えられていた有機分子のような分子がなぜ電気を通すのか.そのメカニズムと可能性の広がりについて解説する.
内容説明
本書では、物理と化学の連携が生んだ「分子の国」の伝導電子について、その研究の一端を紹介する。
目次
1 分子の国の伝導電子
2 不自由な国の伝導電子―1次元金属の不安定性
3 もっと自由な国へ―1次元から多次元へ
4 単一民族国家から多民族国家へ
5 未知の国へ
著者等紹介
加藤礼三[カトウレイゾウ]
1955年生まれ。1984年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、理化学研究所主任研究員。専門は、物性化学
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