出版社内容情報
原始古代から現代まで,日本列島とその周辺地域を舞台として繰り広げられた歴史の全過程を,一貫した方針のもとに叙述する.これまでの日本史像や日本文化観に大きな転換を迫る注目すべき業績をもれなく集約し,世界史的大転換期にふさわしい,鋭敏な現実感覚に根ざした新しい日本史の全体像を提示する.ご要望に応え再刊.
目次
地域史研究の課題(郷土史・地方史・地域史研究の歴史と課題;自治体史編纂の現状と問題点;文化財の調査・保存と地域史研究;民俗学と地域研究)
運動としての地域史研究(「運動としての地域史研究」をめぐって;北方からの視座―上ノ国・浪岡;国東半島の荘園村落調査;関西新空港建設の下で―歴史研究を通しての地域づくり;奥能登と時国家の総合調査 ほか)