出版社内容情報
原始古代から現代まで,日本列島とその周辺地域を舞台として繰り広げられた歴史の全過程を,一貫した方針のもとに叙述する.これまでの日本史像や日本文化観に大きな転換を迫る注目すべき業績をもれなく集約し,世界史的大転換期にふさわしい,鋭敏な現実感覚に根ざした新しい日本史の全体像を提示する.ご要望に応え再刊.
目次
通史(一八世紀前半の日本―泰平のなかの転換)
論説(近世の村と民俗;百姓一揆;習俗の法制化;風俗と流行;近世の対外観)
文化論(儒学と近世日本社会)
特論(武士土着論の系譜;老人と子供;暮らしの道具)