出版社内容情報
内外に複雑な様相を示し,日ごとに関心が高まりつつある宗教.21世紀を目前にいまだ解かれぬ人間のこころ.存在の根源に関わるこの問題を,一見その対極に位置すると思われる科学と関連させて,多元的に検討する. 〈第2次刊行〉
内容説明
身体・性と密接に結び付いている宗教。さまざまな現象を分析し、種々の角度から宗教の本質に関連する大胆な考察を試みる。
目次
序論 宗教と身体
1 性の深淵と宗教の深淵
2 病いと癒し―傷ついたシャーマン
3 宗教経験と身体
4 深層心理学からみたからだ
5 フェミニズムと宗教
6 タブーと強迫観念
7 罪と罰
8 呪術と精神医療―南島巫女をめぐる現況
9 祭とパトス