出版社内容情報
小児科医としてのゆたかな経験と医学の最新知識をあつめてつくられた本書は,1967年の刊行以来圧倒的に支持されてきた.子どもの個性を育てる育児書の名著を,昨年逝去された著者の遺志に沿って定本化した.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuri
1
「どうということはない」「人間は自分の生命を生きるのだ。いきいきと、楽しく生きるのだ。生命をくみたてる個々の特徴、たとえば小食、たとえばたんがたまりやすい、がどうあろう と、生命をいきいきと楽しく生かすことに支障がなければ、意に介することはない。小食をなおすために生きるな、たんをとるために生きるな。」2016/06/16
Yuri
1
「どうということはない」「人間は自分の生命を生きるのだ。いきいきと、楽しく生きるのだ。生命をくみたてる個々の特徴、たとえば小食、たとえばたんがたまりやすい、がどうあろう と、生命をいきいきと楽しく生かすことに支障がなければ、意に介することはない。小食をなおすために生きるな、たんをとるために生きるな。」2016/06/16
まつり
1
育児疲れしている母親への愛がぎっしり詰まっていて、育児で煮詰まったとき、頼りになる一冊。2013/03/18
pelikano
1
実家に置いてあったのを読んだ。岩波文庫-青に納められたのも納得のいく内容。確かに、最新の医学研究の観点から見れば前時代的な内容も含まれるかもしれない。しかし、本書が読者に最も伝えてくるのはそのような医学的知識ではない。本書は子供という特殊な存在(他者でありながら自己と深く結びつき約10ヶ月間をまぎれもなく自己の一部として存在していた他者)と我々はどの様に出会うのか、そしてどの様に向き合うべきなのかという事に関するレポートである。
nutts
1
確かに古いかもしれないが、How To 本が溢れる中で、あくまで医学の観点から書き下ろしながら、全編に松田先生の愛情の深さが根ざしているような本はないと思う。2007/04/03