ワイド版岩波文庫
笑い

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784000070133
  • NDC分類 135.4
  • Cコード C0310

出版社内容情報

古来多くの哲学者が人間を「笑うことを心得ている動物」と定義した.フランスの哲学者ベルクソン(一八五九‐一九四一)は,この人間特有の「笑う」という現象とそれを喚起する「おかしみ」の構造とを,古典喜劇に素材を求めて分析し,その社会的意味を解明する.生を純粋持続ととらえる著者の立場が貫かれた一種の古典喜劇論でもある.

内容説明

古来多くの哲学者が人間を「笑うことを心得ている動物」と定義した。フランスの哲学者ベルクソンは、この人間特有の「笑う」という現象とそれを喚起する「おかしみ」の構造とを、古典喜劇に素材を求めて分析し、その社会的意味を解明する。生を純粋持続ととらえる著者の立場が貫かれた一種の古典喜劇論でもある。

目次

第1章 おかしみ一般・形のおかしみ・運動のおかしみ・おかしみの膨脹力
第2章 状況のおかしみと言葉のおかしみ
第3章 性格のおかしみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

晴久

7
やっと読み終わった。とても難解だった。笑いを哲学者が紐解いてくれた本。しかし私には古典喜劇の知識がシェイクスピアのみしかなく、ほぼ分からないし、そもそもちゃんと考えないと何言っているか分からなくなる文章で、なんで本書を最後まで読もうと思えたのか我ながら謎。でもなんだか惹き付けられるものがあったのだろう。それと岩波文庫のワイド版、なんかおしゃれ。我ながら感想も情けない内容だな。笑いがこわばりから来るというのは、お笑い怪獣もそういえば緊張と緩和って言ってたな。2022/11/18

doji

1
初のベルグソンとしては楽しめた方だと思うけれど、前提知識がないため後半は難航してしまった。それにしても、前半は機械と人間を対比的に書かれているようで、AI時代に読むとおもしろいのかもしれない。笑いを泡にたとえる締めくくりが美しい。2018/03/19

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