出版社内容情報
幾何学的側面を強調した,解析力学あるいはハミルトン方程式の教科書.微分形式とは,様々な演算が座標変換で不変であるように工夫された概念である.これを縦横に使い,ハミルトン方程式の座標不変な性質を調べる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LUNE MER
13
外から見ていると何が違うのか分かりにくいと思うが、数学の人と物理の人の数式の計算に対する姿勢ってかなり別物で、「物理の人!その計算って正当化出来るの⁈どうやって⁈💦」「数学の人って何をそんなに警戒してるんだろう??だってこんな計算、直感的に当たり前じゃないの??」くらい食い違う。本書は、解析力学で展開される計算体系を微分形式の言葉で数学的な厳密性に耐え得る土俵に引き戻して論じたものなので、安心しながら解析力学の世界を散歩したい数学畑の人向けの本なんだと思う。誰得な本なのかと言われれば。2022/09/27
1
式変形を丹念に追おうとするとかなりつらい気がする。雪江先生の本が神に思える。逆に多様体を一通り理解した上で読むと面白いんだろうか。解析力学と微分形式のつながりをインスタントに学習するのならよいのかもしれない。普通の教科書だとそこまで説明されないが、その先の世界を垣間見た気持ち2022/04/01
嘉村 崇宏
0
物理をやっている人が解析力学での数学が気になったり、数学をやっている人が解析力学への入門をするための本という印象。2014/01/24
寒天
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物理の解析力学の教科書と合わせて読まないと、今いったい何をしているのかわからないと思う。2013/12/01
Hirotsugu Fujii
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物理屋むきではなかったので,フランダースの犬になろうと思った.2023/03/19