出版社内容情報
なぜ「群」の考えが必要なのか.それはいつ頃どのように誕生したのか.ラグランジュ,アーベル,ガロアなどの足跡をたどりつつ,「対称なものは美しい」という観点や方程式の可解条件が群論にまで昇華していく過程を丁寧に物語る.
内容説明
数学のあらゆる分野で欠かせない「群」。しかし、なぜ、「群」の考えが必要なのか。それはいつ頃どのように誕生したのか。ラグランジュ、アーベル、ガロアの足跡をたどりながら、対称性の美や方程式の可解条件が「群論」にまで昇華していく過程をていねいに物語る。
目次
第1章 シンメトリー
第2章 代数方程式の解法と群の誕生
第3章 ガロア理論
第4章 群論の基礎
第5章 ガロアの最後の手紙
第6章 アーベルとガロア
著者等紹介
原田耕一郎[ハラダコウイチロウ]
1941年、群馬県生まれ。1965年、東京大学理学部数学科卒業。名古屋大学理学部助手、プリンストン高等研究所所員、イリノイ大学研究員、ケンブリッジ大学研究員などを経て、現在、オハイオ州立大学教授。専門は、有限群論
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