サンゴとマングローブ―生物が環境をつくる

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  • サイズ B6判/ページ数 180,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000067324
  • NDC分類 462.1
  • Cコード C0345

出版社内容情報

サンゴやマングローブが繁栄すると,ほか多くの生物たちが生息する場が生まれて,豊かな生態系が形成されていく.しかし,現在ではその豊饒さが崩壊の危機と隣り合わせになっている.その現状をどうみたらいいのか.

内容説明

南の海といえばサンゴ礁とマングローブ林。この豊かな自然は将来も維持されるのか?サンゴ礁もマングローブ林も、動植物自らが新たな環境を生み出すことによってたくさんの生物が生息している。生物どうしの関係が複雑にからみあうその生態系は、もろさとたくましさを合わせ持っている。南の自然の仕組みと、迫る危機を考える。

目次

第1部 サンゴ(白化したサンゴ礁;白保サンゴ礁;サンゴ・サンゴ礁とは;地球温暖化とサンゴ礁 ほか)
第2部 マングローブ(マングローブとの複雑な接点;西表島に行こう;マングローブ生態系とは;マングローブ林と海面変動 ほか)
第3部 討論・サンゴとマングローブは何を問うているのか

著者等紹介

茅根創[カヤネハジメ]
1959年生まれ。東京大学大学院理学系研究科助教授。専門は地球システム学。サンゴ礁と海岸を主なフィールドとして、地形、海洋、大気、生命、人間の関わり合いを調べている

宮城豊彦[ミヤギトヨヒコ]
1951年生まれ。東北学院大学文学部教授。専門は環境地形学。土地とその上の植物相がどのように作られているかに注目し、マングローブ域と地すべり地を歩き回っている
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