出版社内容情報
複雑で精妙な動物たちの行動は,遺伝子と環境によっていかに制御されているのだろうか.これまでベールに隠されていた動物の行動をめぐる謎が,いよいよ遺伝子の言葉で読み解かれようとしている.研究最前線からの報告.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
8
体内時計のほぼ24時間周期、鳥の鳴き方の分単位の周期、一生に一度しかない刷り込みの影響等々、生物にはいろいろな周期の時間変化が存在するが、その大元になるものは一つ?という事が分かってきつつあるらしい...でもまだまだ分からないことも多いはず。この本の発行(1997年5月)後、どこまで研究は進んでいるのだろう・・・2015/01/01
手押し戦車
7
環境心理で人間の行動は物理的環境にも影響を受け他人につられたりして行動が変わる。知能能力は50%が遺伝で決まり残りは環境で決まる。自らの意志で行動を決定してると思い込んでるが環境に強く影響を受けている。最後通牒ゲームで理論より感情が勝つから合理の判断は出来ない。論理的に構成された情報でも自分の思いと異なる論理はその人にとって屁理屈になる。現場に足を運び幅広く人間の行動を観察する事は遺伝子を観察する事も出来るかも2014/08/23
takao
0
視覚によるパターン認識は臨界期が存在する。2017/03/08