出版社内容情報
従来の科学は，自然を小さな要素に分解し，そこにはたらく法則を見出すという方法で多大な成果を上げてきた．しかし，脳や生命などの複雑な対象は，この方法ではとらえきれない．複雑さに挑む最新の科学の姿をやさしく紹介．
内容説明
本書は複雑さに挑戦する最新の科学の姿を、アモルファスの研究で世界的に知られる著者がやさしく紹介。
目次
１ 科学における新しい潮流
２ これまでの科学のパラダイム（一）―要素還元の考え方
３ これまでの科学のパラダイム（二）―決定論の安定解への信仰
４ カオスの登場
５ 「生き物」の科学
６ 生命とは何か
７ サイバネティックスから複雑適合系へ
８ 複雑さに挑戦する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ。2017/02/25
ぐるまちょ
0
複雑さが何なのか結局わからずじまい．とりあえず初期値が違うとこうも結果が変わってくる関数が存在する．だから予測するのが難しい事象が存在するのは当然だよねってところか．本の内容もどちらかというと，科学史の内容が中心．シュレーディンガーの生命とは何かの歴史的位置づけが分かったのは収穫かもしれん． 2016/03/15
