出版社内容情報
未来を数値的に捉えることが想像すらできなかった時代に、偶然で決まる未来を数学的に覗き見るという概念「確率」の基盤をつくった二人の数学者。彼らの往復書簡を紹介しながら興味深いエピソードに満ちた数学的な確率の誕生と発展の歴史を眺望する。
内容説明
17世紀、未来を数値的に正確に捉えることが想像すらできなかった時代に、偶然の未来を数学的に覗き見るという概念、すなわち「確率」の基盤をつくった二人の数学者。確率によって未来は評価しうる対象となった。この革命は人類の生活や未来に対する考え方をどのように変えたのか。「未完のゲーム」といわれる問題に取り組む二人の往復書簡を紹介しながら、興味深い登場人物とエピソードに満ちた数学的な確率の誕生と発展の歴史を眺望する。
目次
1 一六五四年八月二四日、月曜日
2 偉大な頭脳にふさわしい問題
3 巨人の肩に乗って
4 痩せた男
5 偉大なるアマチュア
6 ひどい混乱
7 賭博場を出て
8 日常の世界へ
9 人生のチャンス
10 無知を測る
世界を変えた手紙―パスカルからフェルマーへ
著者等紹介
デブリン,キース[デブリン,キース][Devlin,Keith]
スタンフォード大学言語情報研究センターの上級研究員、研究センター長、数学科の顧問教授、同大学のメディア・XリサーチネットワークとH‐STAR研究所の共同設立者。ナショナル・パブリック・ラジオの「マス・ガイ」でも有名。世界経済フォーラム・フェロー、全米科学振興協会フェロー、多数の著書を出版。カリフォルニア、パロアルト在住
原啓介[ハラケイスケ]
1996年、東京大学大学院数理科学研究科修了、博士(数理科学)。専門は確率論。立命館大学数理科学科教授を経て、2009年より株式会社ACCESS勤務、チーフ・スペシャリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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