出版社内容情報
ゲーデルやチューリングのように形式公理的数学の限界を発見したチャイティン.数学の創造は,情熱・直観・霊感が関与し,芸術と同じだという.発想の大胆さとユーモアがいかんなく発揮されたインタビューや講演をまとめた.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
横丁の隠居
1
チェイティンの話は面白い。ゲーデル=チューリング=チェイティンという系譜を繰り返し説いている。大きな流れはわかるが、たとえば停止問題の証明を概説するところなどはじっくり読んでもわからない。題名については、原題はConversation with a Mathematicianらしいのでややあざといが、チェイティン自身がsexyかsensualかわからないがその手の単語を使っているようなのでよしとしようか。2018/11/21
たみす
1
「数学は芸術だ」って言葉の意味は、不動の世界の真実だと思って科学の女神たる数学を信奉するんじゃなくて、絵画や音楽のように、いまの能力で追及できるよりよいものを追い求めるような数学への関わり方示唆してるのかなあって。2014/07/07
あべっち
1
高校生のときに買った。けっこうむずかしいので何度も読み返してる。2012/12/14
さしとおう
1
◇15才で数学のアイデアを持っていたことに驚いた。好奇心があれば独学でどんどん進める好例。2010/02/25
masmt
1
ランダム性で彩られた官能的な新しい数学世界への招待。チャイティンのインタビュー集。2008/10/14